御曹司なんてお断りっ◆
俺はそのまま電話を終えると、
立ち上がって、部屋を後にする。
そのまま、企画部へと出向き
調査物件の資料を受け取る。
持ってこさせるより
俺が取りに行った方が早いのでそうしたが、
「か…花京院常務っ!!??」
企画部の部長は
わざわざ俺が来たことに
恐縮しぱなっしだった。
はぁ。
いい加減、そういう対応は面倒だ。
さっさと慣れてほしい。
「いちいち気にするな。
気にするぐらいなら新しい企画を持ってこい。
--楽しみにしている。」
すぐさま資料を武に渡して
駐車場へと向かう。
これでも
俺の日常は忙しいのだ。
だからこのしっかりしたスケジュールを
急に空けてくれというのは
なかなか難しい。