午前0時、夜空の下で
「その天界って……何なの?その……私、久遠の森に倒れてたじゃない? そのことで、ミスティアが天界と魔界って言ってたんだけど……」
そこで一旦口をつぐみ、続きを言ってもいいものかと考える。
あの日、自分のことを何も話せない心を、ミスティアたちは遠い国から連れ去られてきたのだと解釈しているようだった。
ボロボロのドレス姿で倒れていたのは、どこかから逃げてきたせいだろう、と。
匿ってくれたミスティアたちは、心を魔族と信じて疑いもしない。
このまま人間などという単語を持ち出さない方がいい――とは思うが。
「……あの、魔界とか魔王とかって……人間界の言葉、だよね?」
恐る恐る、言葉を繋ぐ。
そこで一旦口をつぐみ、続きを言ってもいいものかと考える。
あの日、自分のことを何も話せない心を、ミスティアたちは遠い国から連れ去られてきたのだと解釈しているようだった。
ボロボロのドレス姿で倒れていたのは、どこかから逃げてきたせいだろう、と。
匿ってくれたミスティアたちは、心を魔族と信じて疑いもしない。
このまま人間などという単語を持ち出さない方がいい――とは思うが。
「……あの、魔界とか魔王とかって……人間界の言葉、だよね?」
恐る恐る、言葉を繋ぐ。