午前0時、夜空の下で
ぱたり、と。

目から雫がこぼれた。

とうとうと話していたノーラは、ようやく心の様子に気づき、目を丸くする。

「くはー、疲れたー。やぁっと休け、い……? ココ、どしたん?」

休憩場に来たミスティアは、戸惑ったようにノーラへと視線を向けた。

「アタシも分かんないの。急に……。ごめんココ、気に障るようなこと言っちゃった?」

白く細い指が、心の頬を優しく撫でる。

「……っ、ノーラは悪くない。ただ……ある人のことを思い出したら、涙が……」

そんな言葉に、ノーラとミスティアは顔を見合わせて笑った。

「やぁだ、ココったらそんなに好きな人がいるの?」

「想うただけで涙が出るやなんて、ベタ惚れやねぇ。見ちょんこっちが恥ずかしい」

……スキ……好き?

心は目を見開いて固まった。

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