午前0時、夜空の下で
『ウチの店で働くなら、コレ着てね』
そんな言葉ととも旦那から差し出されたのは、東洋の踊り子を思わせる、露出度高めの衣裳。
無言で身を翻した心の腕をがっしりと掴んだ美女たちは、あっという間に着替えさせたのだ。
「髪も目も、バレてなかった?」
ノーラの言葉に、ミスティアは満足気に頷く。
焦げ茶色の髪と瞳。
黒に近すぎるその色は悪目立ちしてしまうからと、髪は染料で赤茶色に、瞳は魔力で胡桃色に変えてもらったのだ。
本来持っている色より暗くすることは、黒を何より重視するこの世界において身分詐称にあたるが、明るくすることならお洒落として許されているらしい。
「全然バレてない。黎明館はアタシみたいに混血も多いけん、疑いにくいんよ」
首を傾げた心に気づき、ノーラが口を開く。
「混血ってのは、いろんな国や種族の血が混ざってること。ミスティアの言葉遣いって、変でしょ。この子の両親、二人とも混血の上に国中を歩き回ってるから、いろんな地方の言葉遣いが全部混ざっちゃったみたいよ」
そう言って笑ったノーラに、心も頷く。
そんな言葉ととも旦那から差し出されたのは、東洋の踊り子を思わせる、露出度高めの衣裳。
無言で身を翻した心の腕をがっしりと掴んだ美女たちは、あっという間に着替えさせたのだ。
「髪も目も、バレてなかった?」
ノーラの言葉に、ミスティアは満足気に頷く。
焦げ茶色の髪と瞳。
黒に近すぎるその色は悪目立ちしてしまうからと、髪は染料で赤茶色に、瞳は魔力で胡桃色に変えてもらったのだ。
本来持っている色より暗くすることは、黒を何より重視するこの世界において身分詐称にあたるが、明るくすることならお洒落として許されているらしい。
「全然バレてない。黎明館はアタシみたいに混血も多いけん、疑いにくいんよ」
首を傾げた心に気づき、ノーラが口を開く。
「混血ってのは、いろんな国や種族の血が混ざってること。ミスティアの言葉遣いって、変でしょ。この子の両親、二人とも混血の上に国中を歩き回ってるから、いろんな地方の言葉遣いが全部混ざっちゃったみたいよ」
そう言って笑ったノーラに、心も頷く。