午前0時、夜空の下で
ミスティアの言葉遣いは、ノーラたちと比べても耳慣れない部分が多かったので、気になっていたのだ。

「まぁ、アタシのことはいいけん、はよ戻らんと。ココ、アンタはもう上がりな? きっと疲れが溜まっとるんよ。はよ着替えて休んどきぃ」

ミスティアの言葉にありがたく従った心は、彼女たちが仕事に戻ると早速衣装を脱いだ。

そして、滑らかな肌触りの長袖ワンピースを着た後、丈夫な布地でできた半袖ワンピースを着る。

この国の一般女性は、ほとんどがこのようにワンピースを重ねて着ているのだ。

ふと空を見上げると、日が大分傾いているのが目に入る。

夕焼けに染まる頃が、閉店時間だ。

「あの頃は、一緒に夕日を眺めたなぁ……」
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