午前0時、夜空の下で
混乱しつつも振り返ると、そこにはもう、ミスティアの姿はなかった。
おそらく守護人であろう男に押し倒された状態で、ぐったりとうつ伏せになっている。
「!? ミスティアっ……!」
思わず駆け寄ろうとしたとき、その男が顔を上げて叫んだ。
「彼女は無事です! 貴方だけでも逃げてください……早く!!」
ビクリと、心の体が跳ねる。
逃げ惑う魔族が身を守ろうと魔力を乱発し、それが魔力を暴走させて新たな被害者を生んでいる。
――怖い。
コワイコワイコワイコワイ。
足が動かない。
膝が笑って走れない。
無理だ、と。
……囁きそうになった瞬間。
『―――こころ、……』
そっと頭に響いた、声。
「―――っ!!」
妃月さま?
おそらく守護人であろう男に押し倒された状態で、ぐったりとうつ伏せになっている。
「!? ミスティアっ……!」
思わず駆け寄ろうとしたとき、その男が顔を上げて叫んだ。
「彼女は無事です! 貴方だけでも逃げてください……早く!!」
ビクリと、心の体が跳ねる。
逃げ惑う魔族が身を守ろうと魔力を乱発し、それが魔力を暴走させて新たな被害者を生んでいる。
――怖い。
コワイコワイコワイコワイ。
足が動かない。
膝が笑って走れない。
無理だ、と。
……囁きそうになった瞬間。
『―――こころ、……』
そっと頭に響いた、声。
「―――っ!!」
妃月さま?