午前0時、夜空の下で
最初こそ驚きと畏怖で動揺していた心だったが、その瞳が優しく細められていることに気づき、ゆっくりと口を開く。
「……私は滝川心と申します。街で夜族に襲われて、この森へ逃げて来ました」
微かに震えたその言葉は、彼の目を見開かせた。
「夜族? ……いや、そんなことよりも。……娘、そなたの名がココロということは、……もしや、陛下によってこの世界に来たという人間か?」
彼の問い掛けによって、心は自分の失態に気づいた。
本名ではなく、ココと名乗るべきだったことに。
「……だったら、何です? 貴方は、カザリナ様に私を差し出すのですか?」
覚悟を決めて口を開いた心に、再び彼は目を細めた。
「……私は滝川心と申します。街で夜族に襲われて、この森へ逃げて来ました」
微かに震えたその言葉は、彼の目を見開かせた。
「夜族? ……いや、そんなことよりも。……娘、そなたの名がココロということは、……もしや、陛下によってこの世界に来たという人間か?」
彼の問い掛けによって、心は自分の失態に気づいた。
本名ではなく、ココと名乗るべきだったことに。
「……だったら、何です? 貴方は、カザリナ様に私を差し出すのですか?」
覚悟を決めて口を開いた心に、再び彼は目を細めた。