午前0時、夜空の下で
空色の瞳が、妖しげな輝きを帯びる。

「でも、そろそろ限界かもしれませんね」

「……。……はい?」

心が問い返せば、カルヴァローネ伯爵は爽やかな笑顔を見せた。

笑顔がどこか空恐ろしく思えるのはなぜだろうか。

「ノーラ。そんなところにいないで、入ってきてはいかがですか? 盗み聞きなんて、貴方らしくありませんよ」

「ノーラ!? ……どういうこと?」

貴方らしくない。

まるで相手をよく知っているかのような伯爵の言葉に、心は眉をひそめる。

おずおずと遠慮がちに入ってきたノーラは、気まずそうに心を見遣った。

「ココ、黙っててごめんね。アタシ、」

口を開いたノーラを手で制し、伯爵は心を見つめて目を細める。

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