午前0時、夜空の下で
どこまでも洗練されていて、育ちの良さを醸し出す、その人。

「ココ、今から言うことは、他の人たちには内緒だから。ダンナ様しか知らないの」



――この方は、琅国の第一皇子……レイン様よ。



あまりの驚きに呆然とする心の目の前で、カルヴァローネ伯爵――否、レイン皇子は綺麗に微笑んだ。



「この黎国に、古い文献や歴史的な建造物が数多く残ってることは知ってる?」

カルヴァローネ伯爵が帰った後、ノーラは小さな微笑みを浮かべて口を開いた。

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