午前0時、夜空の下で
「さすがに王位が移っちゃまずいわよ。琅の王位は世襲制だし。そうね……実際には、黎の王家は黎稀様以降、婚姻関係による女性への権力異動が行われた前例はないし、琅でもさすがに皇族は権力異動を行っていないわ」
「やっぱり」
「それに琅国では、身分差恋愛って比較的珍しいことじゃないの。先日琅の公爵のご子息が婚約されたんだけど、そのお相手のお父様は海賊だって話よ。三代前の正妃様はもともと奴隷だったし、こう言っては聞こえが悪いけど、琅は身分より持って生まれた美しさを重視するの。面白い国でしょ」
遠慮なく言い切ったノーラに、心は思わず笑ってしまった。
「やっぱり」
「それに琅国では、身分差恋愛って比較的珍しいことじゃないの。先日琅の公爵のご子息が婚約されたんだけど、そのお相手のお父様は海賊だって話よ。三代前の正妃様はもともと奴隷だったし、こう言っては聞こえが悪いけど、琅は身分より持って生まれた美しさを重視するの。面白い国でしょ」
遠慮なく言い切ったノーラに、心は思わず笑ってしまった。