午前0時、夜空の下で
ミスティアの恋愛は、すでに恋人云々の問題ではない。

相手は一国の皇子なのだ。

それはつまり、ミスティアの将来にも関わってくるということで。

「私たちは、見守るしかできないんだね……」

自制するカルヴァローネ伯爵と、ようやく自分の想いに気づいたミスティア。

二人の恋は、ひどくゆっくりとしたペースで進んでいくと思われた……が。

「それ、どういうことなん?」

表情をなくしたミスティアが、二人の予想を打ち砕いた。

「ミスティア!?」

「なっ、アンタいつからそこにいたの!?」

心とノーラの動揺した姿に、ミスティアは眉をひそめる。
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