午前0時、夜空の下で
「琅は商人の国って呼ばれてるの。宝石がこの国の特産品で、宝石を買い求めに世界中から商人が集まるのよ。二人とも一緒に来て。旦那様が身分証を用意してくれてるから」
ノーラに従い、開いている窓口に行くと、赤毛の男性が立っていた。
「ようこそ琅国へ」
儀礼的に頭を下げる男性に、ノーラが身分証を差し出し、顔を寄せて何かを囁く。
男は急に緊張した表情で顔を上げ頷くと、もう一度頭を下げ、奥の部屋へ歩いて行った。
「普通に入国するとなると検問に時間がかかるから、レイン様の名前を使ったの。貰った手紙に王家の紋章が入ってるし、使いの者が帰国するって通達があったみたいだから、すぐ終わるはずよ」
不思議そうに男性を眺めていた心たちに、ノーラはヒソヒソと話す。
ノーラに従い、開いている窓口に行くと、赤毛の男性が立っていた。
「ようこそ琅国へ」
儀礼的に頭を下げる男性に、ノーラが身分証を差し出し、顔を寄せて何かを囁く。
男は急に緊張した表情で顔を上げ頷くと、もう一度頭を下げ、奥の部屋へ歩いて行った。
「普通に入国するとなると検問に時間がかかるから、レイン様の名前を使ったの。貰った手紙に王家の紋章が入ってるし、使いの者が帰国するって通達があったみたいだから、すぐ終わるはずよ」
不思議そうに男性を眺めていた心たちに、ノーラはヒソヒソと話す。