午前0時、夜空の下で
慣れない魔界の文字で“ココ”と記入し、心は用紙を差し出した。
受け取った男性は用紙に目を通すと、一瞬顔を顰める。
「何か問題がありましたか」
不安げな表情で問いかけてしまったようで、男性は慌てて謝罪の言葉を口にした。
「いいえ、これで大丈夫です。ただ、あなたのお名前が通達にあった名にとてもよく似ていたので、驚いてしまったんですよ」
「……通達、ですか?」
首を傾げた心に、男性は苦笑する。
「ええ、ココロ様とおっしゃる方です。黎王陛下が直々に捜しているらしく、見つかり次第、すぐに陛下にお知らせするように、と厳命されているんです」
息を、呑んだ。
――妃月さま。
受け取った男性は用紙に目を通すと、一瞬顔を顰める。
「何か問題がありましたか」
不安げな表情で問いかけてしまったようで、男性は慌てて謝罪の言葉を口にした。
「いいえ、これで大丈夫です。ただ、あなたのお名前が通達にあった名にとてもよく似ていたので、驚いてしまったんですよ」
「……通達、ですか?」
首を傾げた心に、男性は苦笑する。
「ええ、ココロ様とおっしゃる方です。黎王陛下が直々に捜しているらしく、見つかり次第、すぐに陛下にお知らせするように、と厳命されているんです」
息を、呑んだ。
――妃月さま。