午前0時、夜空の下で
じわりと胸が熱くなる。

「話し込んじゃったね。あたし、ココを呼びに来たの」

涙を拭い、ミルフィーユはスッと立ち上がった。

心も慌ててそれに続く。

木製の扉を開けると、仄暗い闇の中に板張りの廊下が伸びていた。

燭台の明かりがぼんやりと空間を浮かび上がらせており、似通った扉が並んでいる。

ミルフィーユの後に続いて軋む音を立てながら進んでいくと、どうやら一階にある部屋ではなかったようで、狭い階段が下へと続いていた。

「足元に気を付けてね」

ミルフィーユの言葉に頷きを返しつつ、慎重に階段を下りていく。

ようやく階段から下り立ったとき、笑いを含んだいくつもの声に出迎えられた。
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