午前0時、夜空の下で
「おぅ、遅かったじゃねぇか!」

「嬢ちゃん、調子はどうだ?」

「腹減ってんだろ。こっちきてメシ食いな!」

がっしりとした体格の男たちが、酒を片手に豪快に笑い合っている。

この雰囲気から見当をつけると、酒場といったところだろうか。

ただ違うのは、まだ幼い少女や少年も果実酒を手に笑っていることだろう。

「ここは……」

呆然と立ち竦む心に、ミルフィーユは満面の笑みを向けた。

「ここはウィーザーの溜り場なの。みんなが助けてくれたんだよ!」

心の手を引き、カウンター席へと誘う。

「あんた、奴隷のこの子に随分優しくしてくれたらしいじゃないか。ありがとね。好きなだけお食べ」

恰幅のよい女性が、心の前に皿いっぱいの料理を並べながら、温かな笑顔を見せた。

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