午前0時、夜空の下で
「ウィーザーの溜り場って……?」

言葉に違和感を感じた心が顔を上げると、向かいに座るミルフィーユの姿が目に入る。

「簡単に言うと、反奴隷派の魔族や助け出された奴隷の集まりかな。奴隷にとっては救世主。国にとっては反乱軍。……捕まれば、確実に死罪になる」

無表情でそう漏らしたミルフィーユに、心は固まった。

「どうせ奴隷として捕まっていたときは死んでいるも同然だったから、ウィーザーとして死ねる方が本望なんだけどね。ただ……」

言葉に詰まり、悲しげに眉を垂らす。

「ごめんね、ココ。ココは奴隷じゃないのに、一緒に連れてきちゃった……。あのときはそうするしかなかったんだけど、ココの立場とか全然考えてなかった。リーダーに言われるまで気づかなかったの」

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