午前0時、夜空の下で
ポツポツと零した後、しゅんとした様子で俯いたミルフィーユ。

死罪や反乱軍など、次から次へと入ってくる不穏な単語に、心はとりあえず現状を確認しようとミルフィーユを宥めた。

「待って、とにかく整理させて。まず……ウィーザーって、助けてくれたあの男の人の名前じゃないの?」

「リーダーのこと? さっきも言ったけど、奴隷には名前なんてないよ。各地に散らばるウィーザーを纏めてる人だから、みんな彼のことはリーダーって呼んでる」

小皿を渡され、料理に手を伸ばしつつ話を続ける。

琅の主食は米に似た穀物らしく、心の口にすんなりと馴染んだ。

周りには、楽しげに笑う声やふざけ合う声が溢れていた。

「じゃあ、私の立場って何の話? 何で謝るの?」

「だって、ココは奴隷じゃないでしょ? あたしたちと一緒にいたら、いつ死ぬか分からないし、ココの家族はすごく複雑な立場だと思う……」

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