午前0時、夜空の下で
レインの台詞に声も出せず、ミスティアはただその身体にしがみつく。

痺れを切らしたノーラが怒鳴り込むまで、二人は固く抱き合っていた。



「おっそい! とっとと終わらせろって言ったじゃないですか!! なのにいつまでもイチャイチャイチャイチャ……」

苛立ちを隠しもせず、ベラベラと文句を並べるのはノーラだ。

おとなしく回廊で控えていたにもかかわらず、待てど暮らせど声がかからない。

我慢の限界で中に入ってみれば、幸せそうに抱き合う傍迷惑なお二人さん。

怒鳴ってしまったのは仕方ないことだと言えるだろう。
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