午前0時、夜空の下で
とろけんばかりの甘い笑みを浮かべ、レインがミスティアの髪を撫でる。
「ジェイ様って……あの何考えてんだかさっぱりわからない皇子ですよね? 城内でほとんど見たことないんですけど……」
「第二皇子ってことは、レインの弟なんやろ? なんで見たことないと?」
「彼には少々特殊な事情がありまして……。ジェイに動いてもらえれば、ウィーザーの動向や実態のすべてがわかるはずですよ。まあ、今のところ無理そうですが」
弟を庇うレインへ、ノーラは不審げな表情を向ける。
「あの第二皇子が? まったく、琅にはまともな皇子がほとんどいないんですから。一目惚れして他国の娼館に入り浸る第一皇子、神出鬼没の無表情な第二皇子に、世界平和を訴えて諸国放浪中の第三皇子……唯一の救いは第四皇子ですね。軍神カミュ様」
ノーラの遠慮ない物言いに、彼は困ったように笑った。
「うーん。そうですね……まあ私たちのことはいいじゃないですか。とりあえず、ココを探しましょう。あの状況下で行方不明となると、やはりウィーザーと行動をともにしていると考えるのが妥当です」
水色の瞳を伏せ、考え込んだ様子でレインは続ける。
「ジェイ様って……あの何考えてんだかさっぱりわからない皇子ですよね? 城内でほとんど見たことないんですけど……」
「第二皇子ってことは、レインの弟なんやろ? なんで見たことないと?」
「彼には少々特殊な事情がありまして……。ジェイに動いてもらえれば、ウィーザーの動向や実態のすべてがわかるはずですよ。まあ、今のところ無理そうですが」
弟を庇うレインへ、ノーラは不審げな表情を向ける。
「あの第二皇子が? まったく、琅にはまともな皇子がほとんどいないんですから。一目惚れして他国の娼館に入り浸る第一皇子、神出鬼没の無表情な第二皇子に、世界平和を訴えて諸国放浪中の第三皇子……唯一の救いは第四皇子ですね。軍神カミュ様」
ノーラの遠慮ない物言いに、彼は困ったように笑った。
「うーん。そうですね……まあ私たちのことはいいじゃないですか。とりあえず、ココを探しましょう。あの状況下で行方不明となると、やはりウィーザーと行動をともにしていると考えるのが妥当です」
水色の瞳を伏せ、考え込んだ様子でレインは続ける。