午前0時、夜空の下で
「街の一帯に捜索隊を向かわせましたが、ココは見つかりませんでした。それに、ココ似たような背格好の少女が、奴隷の少女に連れられ、ウィーザーの頭領と一緒にいるのを見たという証言もあります」

ノーラとミスティアは彼の即座の対応に互いの顔を見合わせた。

「いつ、こんな……」

「ノーラたちが国査所を通ってからは、待機していた監視役に逐一報告させていたんです。ノーラの守護を任せた近衛隊の兵士には、護衛に専念してほしかったので。……ココはノーラたちとはぐれ、檻の中にいた奴隷の少女と何か話していたそうですよ。その後すぐに反乱が起こり、行方をくらましたようです」

ノーラは眉間にしわを寄せ、ミスティアは二人の表情を窺う。
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