午前0時、夜空の下で
「誰にものを言ってる? 私はお前を守ると言ったはずだ」
言うと同時に抱き上げられ、心はキシナに抱き着く形となった。
そしてすぐに身体を引き離し、ちらりと視線を落とした後、まじまじとキシナの顔を見つめる。
その瞳には驚きと困惑が浮かんでいる。
「何だ」
「ううん……あの、キシナって……」
躊躇いがちに口を開いた心だったが、その先を言葉にすることなく、振り切るように首を振った。
今は時間がないのだ。
「行こう」
――運命を見届けるために。
ミルフィーユは焦っていた。
ウィーザーは売人を襲い、囚われの身となっていた奴隷たちを次々に解放していく。
言うと同時に抱き上げられ、心はキシナに抱き着く形となった。
そしてすぐに身体を引き離し、ちらりと視線を落とした後、まじまじとキシナの顔を見つめる。
その瞳には驚きと困惑が浮かんでいる。
「何だ」
「ううん……あの、キシナって……」
躊躇いがちに口を開いた心だったが、その先を言葉にすることなく、振り切るように首を振った。
今は時間がないのだ。
「行こう」
――運命を見届けるために。
ミルフィーユは焦っていた。
ウィーザーは売人を襲い、囚われの身となっていた奴隷たちを次々に解放していく。