午前0時、夜空の下で
傷を受け伏した奴隷を、鎮圧軍が捕縛していく。

リーダーたちの表情に動揺した様子は見られないが、すでに敗北は明らかだった。

城から走ってきた兵士によって、王都以下すべての地域の鎮圧が完了したという報告を受けても、カミュはリーダーから視線を外そうとしなかった。

暴動は大した被害もなく鎮圧できたが、首謀者であるリーダーはおそらく死罪を免れることはできないだろう。

カミュは俊敏な動作で馬から下りると、リーダーたちのもとへ足を進める。

肩で息をしながら、リーダーたちはジッとカミュを見据えていた。

彼らの身体には数え切れないほどの傷があり、鮮血が止めどなく流れている。

全身が血や埃で汚れ、瞳だけがぎらぎらと輝いていた。

将軍であるカミュが動いたことによって、周りの騎士たちはウィーザーへの警戒を強める。
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