午前0時、夜空の下で
「アンタがいたからミルフィーユがあんなことになったんじゃないの? あいつはアンタを追ってきたんだろ!? 反乱は遊びじゃないんだ。上のモンの言葉を聞かないなんて勝手な真似してんな」

苛立ちも露わな副リーダーの言葉に、心は何も言えず俯いた。

ミルフィーユが後を追ってきたのではないかという懸念は、心の頭にもあったからだ。

妃月の統べる世界を、琅を、そして反乱たちの結末を……すべてを、目に映したかった。

その思いに後悔はない。

ただ、ミルフィーユにどこかで気づかれてしまったならば、軽率だったと心は思う。

「もういいだろう。予想が当たったってだけのことじゃねぇか」

やわらかいリーダーの声が心の耳朶を打つ。
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