午前0時、夜空の下で
黙って成り行きを見守っていた副リーダーは目を見張り、まさか、と口唇を動かした。
「やめろ、言うな!」
「駄目だっ!!」
必死の形相で声を張り上げるリーダーと副リーダーを尻目に、ヴェルディは息を吸い込んだ。
「兄様は私が唯一の姫に選ばれたのだとおっしゃっていましたね? 本日は唯一のお願いに参りました。アンバー……いいえ、ウィーザーのリーダー、副リーダーを釈放し、奴隷制度を廃止してください」
――それが私の、唯一の望みです。
驚愕による静寂が、その場を支配した。
「……貴方は、それでよろしいのですか?」
そう問い掛け、レインは悩ましげに深い溜息をつく。
リーダーたちはヴェルディに駆け寄ろうとしたところを兵士に取り押さえられ、取り消せ、と声を張り上げた。
「やめろ、言うな!」
「駄目だっ!!」
必死の形相で声を張り上げるリーダーと副リーダーを尻目に、ヴェルディは息を吸い込んだ。
「兄様は私が唯一の姫に選ばれたのだとおっしゃっていましたね? 本日は唯一のお願いに参りました。アンバー……いいえ、ウィーザーのリーダー、副リーダーを釈放し、奴隷制度を廃止してください」
――それが私の、唯一の望みです。
驚愕による静寂が、その場を支配した。
「……貴方は、それでよろしいのですか?」
そう問い掛け、レインは悩ましげに深い溜息をつく。
リーダーたちはヴェルディに駆け寄ろうとしたところを兵士に取り押さえられ、取り消せ、と声を張り上げた。