午前0時、夜空の下で
心の疑問に、カルマはしばし口を閉じた。

黒銀の瞳が微かに揺らぐ。

「……リーヴル様は、永い眠りについていらっしゃいました。
十六夜姫の願いを叶えるために――十六夜姫の、魂の中で」

「……魂?」

ドクン、と。

心の中で、何かが蠢く。

「覚えていらっしゃいますか。リーヴル様が、どうやって目覚めたのか。
……私が呼びかけていたのは、魂の中で眠るリーヴル様です」

真っ白な世界。

波紋のように響く声。

彼女が、カルマが呼びかけていたのは――



「心様。あなたは我らが主、十六夜姫の魂を受け継ぐ御方でございます」



カルマの言葉に、心の周りからすべての音が消えた。

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