午前0時、夜空の下で
「……話が逸れてしまいましたね。人間界に降り立った陛下は、先ほど申し上げた通り深雪様と白露様の力によって自ら眠りにつきました。
……ですがそれも一時のこと。陛下の力を抑えるには莫大な力が必要です。
深雪様がお亡くなりになった原因は、陛下の力を抑えることに身体が耐えられなくなったためです」
「おばあちゃん、が……」
「それから白露様は一人で魔王の力を抑え続けてきました。
それでも、世界の均衡は徐々に失われていきました。
狂った魔族が人間界に侵入するほどに世界の均衡は歪み、白露様も力尽きて倒れ、そして」
「……妃月さまが、目覚めた」
ぽつりと先を読んだ心に、カルマは小さく頷く。
「覚えていらっしゃいますか。心様が彼の王を完全に目覚めさせたのです。
天族の血と人間の血を持つ、貴女が」
……ですがそれも一時のこと。陛下の力を抑えるには莫大な力が必要です。
深雪様がお亡くなりになった原因は、陛下の力を抑えることに身体が耐えられなくなったためです」
「おばあちゃん、が……」
「それから白露様は一人で魔王の力を抑え続けてきました。
それでも、世界の均衡は徐々に失われていきました。
狂った魔族が人間界に侵入するほどに世界の均衡は歪み、白露様も力尽きて倒れ、そして」
「……妃月さまが、目覚めた」
ぽつりと先を読んだ心に、カルマは小さく頷く。
「覚えていらっしゃいますか。心様が彼の王を完全に目覚めさせたのです。
天族の血と人間の血を持つ、貴女が」