午前0時、夜空の下で
苦々しく顔をしかめるクロスリードを見て、妃月は微笑した。
秀麗な口元に浮かぶのは、蠱惑的な笑み。
「さぁ、どうなるかな」
楽しげに笑う主の考えが理解できるものは、誰一人としていなかった。
深い、紅。
それはまるで血色のよう。
心が選んだのは、まさにそんなドレスだった。
戸惑うメイジーたちを無視して、心はただただ黙り続けている。
理由はもちろん――カザリナ。
出会ったことすらないのに、なぜかその響きが耳に残り、消えてくれない。
秀麗な口元に浮かぶのは、蠱惑的な笑み。
「さぁ、どうなるかな」
楽しげに笑う主の考えが理解できるものは、誰一人としていなかった。
深い、紅。
それはまるで血色のよう。
心が選んだのは、まさにそんなドレスだった。
戸惑うメイジーたちを無視して、心はただただ黙り続けている。
理由はもちろん――カザリナ。
出会ったことすらないのに、なぜかその響きが耳に残り、消えてくれない。