教組の花嫁
「お酒は飲んでもいいわ。でも、節度を持って飲む事ね。あなた達、お酒は強いの?」
百合葉が呟いた。
「うちは、あっ違う私はビールを大ジョッキに2杯位でございます」
「私はワインを3杯位です」
純と小波が答えた。
「最近の女の子はお酒が強いのね。でも、醜態を見せれば、二度と声は掛からないと思っていてね」
「厳しいなあ」
「気をつけます」
「それから私の事は、バーではママと呼んでね」
百合葉が毅然とした表情で。
「は~い、ママ」
二人は、ドレスを選び化粧を直した。
「じゃ、少し早いけど、バーに行くとしましょうか?」
3人は3階のバーへ向かった。
小波はこれから起こる出来事への好奇心で、わくわくする自分を感じていた。