教組の花嫁

 小波が607号室から出て来た。


 ほのかは小波の顔をちらっと見ると、清掃の仕事を続けた。
 小波が、エレベータホールまで早足で歩いて行く。


 エレベータが来て、扉が閉まった。
 ほのかは美和に小波が降りたと、急いで電話をした。


 美和から、小波が住居棟に帰ったと、電話があった。
 ほのかは引き続きホテルの1階で待機して欲しいと、美和に依頼をした。



 小波が出て30分位すると、男が出て来た。
 ほのかはその男に見覚えがあった。


 その男は、いつかのカメラマンだった。


 「そうか。そうだったのか」

 
 「星野さんの相手とは、カメラマンだったのか」


 ほのかが小さく呟いた。




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