教組の花嫁
百合葉は永心に教育を始めた。
2歳半という永心の年齢を睨みながら、お遊戯感覚を大切にして。まず、百合葉は永心を食卓テーブルの子供用の椅子に、行儀良く座らせた。そして、聖書を永心に読んで聞かせた。
創世記1章。
初めに、神が天と地を創造した。地は形がなく、何もなかった。やみが大いなる水の上にあり、神の霊は水の上を動いていた。そのとき、神が「光よ。あれ」と仰せられた。すると、光ができた・・・。
創世記2章
・・・・・・。
百合葉は時々、永心の表情を見ながらゆっくりと聖句を朗読。永心に毎日、毎日それを聞かせた。
内容が理解出来ない事は、百も承知している。幼い時から聖書に親しみ、音楽のように聖句を聞かせる事が、百合葉の狙いだった。
次に、「命の泉」協会が発行している『聖書物語の絵本』から、絵を通して、場面、場面を、視覚的に印象付けるようにした。