教組の花嫁
「命の泉」の教えは、聖書と瞑想から成っている。百合葉は、永心に瞑想の形を少しずづ、少しずつ真似をさせた。
わくわく命の泉わく。
無に導く言葉も、当面は出来るだけ簡略化して、わくわくわくわくと、繰り返した。
礼儀。
人の道。
何をすれば良いのか。何をすれば悪いのか。
これらを日々の生活の中で、永心の心に刻むよう、百合葉は心掛けた。
これらの教育を、百合葉は試行錯誤をしながら我慢強く繰り返していた。
すると、
「わくわくしましょうね」と百合葉が永心に言うと、
「わくわく」
と、永心が片言を言って、お座りするようになった。
百合葉は目を細めて喜んだ。