眠り姫の唇

リサのセクハラまがいな質問に、瑠香は渋々答える。


「…だって、まず自分の気持ちが良く分からないし…。

岩城さんは正直言って、イイ男だと思う。

でも、本人が私の事好きかまだ良く分からないって言ってたし、私もそんな感じだし。

私も最近このまま流されてもいいかな、と思ってしまってるけどさ、岩城さんがそこから先に進まないんだもん。





「…もう、良く分かんないわ。なんで付き合っての?あんたたち。」


「やー、なんでだろうね。」


リサはパスタを上品に口に運びながら、腑に落ちないような顔をした。


「…じゃあさ、瑠香から誘えばいいじゃない。“もう我慢出来な~い。最後までシて!”って(ハート)」


「ばっっ…!」


怪しくニヤリと笑うリサに瑠香は眉間にシワを寄せた。


「んなこと出来るわけないでしょ!」


「えー。ヤったら気持ちもはっきりするかもしれないよー?」

「だってなんかそれ悔しいし。」


悔しい?とリサは瑠香を見る。





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