眠り姫の唇


勘のいいリサには何故かすぐにばれて、休憩時間に人気のないところでこそこそ打ち明ける羽目になった。



「やー。早くものにしちゃえとは言ったけど、まさか出張前に行動するとは思わなかった。変な所で大胆よね。」


目を丸くして呆けるリサを瑠香が顔を赤くして睨む。




「…で、瑠香はちゃんと好きって伝えたの?」



「え…。」



「…え、え?!馬鹿!なにしてんのよ!もしかしてこの後に及んでまだよく分からないとか言うつもりじゃないでしょうね!」


リサが7階の資料室で叫ぶ。


こんなところで叫ばれちゃ困る。




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