眠り姫の唇
岩城の手が腰に周り、やっと唇が解放される。
はぁ…っ、と息を荒くして潤んだ瞳で男を見上げれば、恐ろしくセクシーな顔で見下ろされていた。
「甘…。案外焼き肉の味はしないもんだな。チョコのせいか?」
「…知りません。」
ふいっと顔を背けながら瑠香はシーツに左頬をこする。
瑠香の濡れた唇をペロリと舐めながら岩城は耳に唇を近付けた。
柔らかく息がかかり、勝手に身体が甘く硬直する。
「…チョコ無しでも、お前はいつも甘いけどな。」
「…っ、」
そう囁かれて、耳も舐められる。
そこら中チョコの甘い香りに包まれて、岩城は酔ったように瑠香の首筋をペロペロ舐めた。
狼に襲われているような感覚に瑠香はビクビクと身体をよじる。