眠り姫の唇


「?」


それを咀嚼(そしゃく)しながら瑠香は頭の中がハテナでいっぱいになった。


なんでチョコを食べさせられたんだ?


あっさり上の服を脱がされ、瑠香は岩城を見上げる。


瑠香の疑問を見抜いたのか、そうじゃないのか、岩城は熱にうなされながら独り言のようにこぼした。


「…お前、チョコ食べてる時、エロい顔するからな。」



「…っ…っ!」



瑠香の肌に舌を這わせながら岩城は瑠香を追い詰める。


なんだそれと抗議したいのは山々なのに、そんな隙は与えられそうにない。


「俺以外の前で、チョコ、食べるなよ?」


そんな理不尽な要求にも、瑠香はひたすら喘ぎ声でしか返事が出来なかった…。








………‥








後ろから素肌のまま抱き締められ、眠りに落ちる。


瑠香はこの瞬間がなによりも心地よかった。


程よく疲れた身体にこの暖かい体温はすぐに眠りに誘われる。





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