眠り姫の唇


「ああ、お前は変な奴だ。」


そう言って愛しそうに腕に力が入るから、出る文句もなかなか出て来ない。


「反抗ばっかりするし、女の癖に大食いだし、食い意地はってるし、すぐへそ曲げるし、気は強いし、わがままだし。」


「あの、…私軽くめげそうなんですけど。」


岩城の口から出てくる自分像が途方もなく聞こえて、瑠香は力なく呟いた。


「目を離すとすぐに逃げようとするし、触ろうとすると怒るし、俺の事なんてどうでもいいのかと思ってたら、半泣きで求めてくるし、時々可愛い事言うし、すぐ嫉妬するし、柔らかいし、胸もあるし、感度もイイし、良い声で鳴くし、涙流しながらイクとこなんて…」



「ストップ!!もう良いです!!」


ギャー!と叫びそうになりながら瑠香は岩城から離れてバッとベッドの端まで寄る。



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