眠り姫の唇
なんで最後はエロ話になるんだと思いながらも瑠香は耳を塞ぎながら顔を赤くした。
それをスルリと定位置に戻されて、また岩城の腕の中にとじこめられる。
「…こんな風に、すぐ照れるしな。」
クスクス楽しそうに岩城は笑って、瑠香のおでこにキスをした。
「もう寝ろ。明日も仕事だ。」
子供に言い聞かせるようにそう囁いて、岩城はふぁーとあくびをした。
それに素直に頷いて、瑠香も岩城にすり寄る。
どちらともなく寝息を吐きながら、二人は眠りについた。
◆
岩城の様子がおかしくなったのは、それから数日後の事だった。