眠り姫の唇
「まだ、中身は見てませんが、…もしかして、岩城さんと佐倉さんがそういう事をしたという証拠になるようなものが入っているということですね…もしかして、ゴムのゴミとかですか?」
「あら、やっぱり頭良いのね。少し見直したわ。」
「それって、あなたが入れたんですか?それとも岩城さん?」
「え?」
そんな詳細まで聞かれるなんて思わなかったのだろう。
桜子は少し考えて、答えた。
「岩城さんよ。たまたま近くにゴミ箱がなかったの。そんなのをそこら辺りにポイ捨てするのもね…。多分岩城さんはそんなゴミをそこに入れたって事なんか忘れてるでしょうから、まだあるんじゃないかしら。まぁでも?本人にそれを持って問い詰めたところで、認めないでしょうけどね。」
「それって、やっぱり岩城さんが用意したんですか?まさか別れる気満々だったあなたが、しかも女性のあなたがわざわざ準備してくるなんてありませんよね?」
「そ、そうよ?岩城さんが持ってきたのよ。」
「そうですか。で、それを使って、最後までされたんですか?」