愛は魔法を超えるかも☆
一ヶ月後、約束した前日、

酔って帰って、俺の家に押しかけて、

誰もいないのを知った純玲さんは

絶望する。

そして、フラフラと車両の前に飛び出した。



ダメだ!

死んだりしちゃ

体がふわっと軽くなった


「あ、馬鹿!」

おやじの声が聞こえた。

しまった。

やってしまった。



気がついたときは、白い空間にいた。

そして俺は

絶望して車の前に飛び出した筈の純玲さんの腕を掴んでいた。


「あなた…誰?」

純玲さんは俺をぼんやりと見つめた。
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