愛は魔法を超えるかも☆
真っ白な空間に、俺と純玲さんの二人きり。

「やあ、俺は大地。君は?」

もうやけくそ。

「わ、た、し、は…誰?」

「君は俺の恋人だよ純玲さん。」

「そう?純玲?それが私?」

「さあ、手をつなごう、一緒に帰ろう?」

俺の手をゆっくりと取るすみれさんの手をギュッと握ると

しっかりとはなさないように抱えて、


「おやじ!ビアン!頼む!!」

大声で叫んだ


ふわっと何かに救い取られるように


足元から救われた、


「おっと!」

俺はすみれさんの眠るとなりに

転がりそうになりながら体制を整えた。
< 69 / 101 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop