秘密の片思い 番外編③
愛は千波に抱かれている赤ちゃんに近づいた。


「はじめまして、千夏ちゃん」


ぷっくりしたピンク色の頬を軽く触れる。


「愛ちゃん、抱いてみる?」


日菜が聞く。


「大丈夫かな?あたし赤ちゃん、一度も抱いたことがなくて……」


「大丈夫に決まってるじゃない」


日菜は千波から千夏を受け取ると、愛の腕に預ける。


赤ちゃんを抱いた途端に、胸が張る感覚を受けた。


あ……。


自分の妊娠期間が思い出され、身体がこわばる。


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