秘密の片思い 番外編③
玄関から広いリビングに行くと、愛はぐるっと見回した。


「昨日まで住んでいたみたいだね」


「コーヒー飲む? それともビールがいい? たしか、日菜が用意してくれているはず」


郁斗は微笑むと、キッチンに向かった。


愛もついてくる。


「ビールがいい」


ビールを飲んで、晴れた気分になりたい。


郁斗は冷蔵庫を覗き、缶ビール2本を取り出し、プルトップを開けると後ろにいる愛に手渡した。


ソファに並んで座り飲んでいたが、愛の口数は少なかった。


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