秘密の片思い 番外編③
「明日からひとりで大丈夫か?」


「え?」


一口ビールを飲んだ愛が郁斗を見る。


「一緒に居てやれないから」


ゴクッとビールを喉に通らせてから、びっくり眼で郁斗を見る。


「やだ、当たり前じゃない。郁斗は試合の為に来たんだから。突然なにを言うかと思ったら、どうしたの?」


「……千夏……赤ん坊、見て思い出したんだろう?」


「郁斗……」


「辛いなら辛いって言って欲しい」


郁斗は手に持っていた缶ビールをテーブルに置くと、愛の手をギュッと握る。


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