密フェチ†ジェラシー ~年の差恋愛
…陣の腕の中で

啼かされすぎてぐったりする私---



でもこれだけは聞いとかなきゃ---


「…ねぇ、ジン。

何か、怒って、る?」


陣は片腕に私を抱いたまま、

反対の手でベッドの下に脱ぎ捨てられたスーツのポケットから、スマホを取り出した。


「…頼んでもいないのにこんなモノ、送ってくる輩がいるんだよ」

舌打ちをひとつ。


手の中で操作したスマホを私に見せる。



「---これって…、」

そこには一枚の写メ。


夜の繁華街をバックに、

斜め後ろから撮られた、スーツ姿の男と、男に抱きつくように腕を組んでいる女。


笑顔で見つめあう横顔は私と---

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