密フェチ†ジェラシー ~年の差恋愛
「見た限りじゃ、いいオトコだな。…年は俺と同じくらいか」
陣の視線が鋭くなる。
「ガキ同士のおままごとなら笑って流してやるが---」
「お兄ちゃん!!」
「は?」
「これっ、年離れてるけど私のお兄ちゃん!出張で近くに来たからご飯奢ってもらったの」
陣は片手で目を覆うと、天を仰いでため息をついた。
「---もしかしてジン、」
私が浮気してると思った?
「…言うな!」
ドスの効いた声に遮られたけど
…嫉妬、してくれたんだよね?
「ジン、大好きっ!」
陣の首にしっかり抱きつく。
「俺も、焼きがまわったな…---」
ジェラシーは恋の妙薬って話。
なんだか癖になりそう---
