なみだのほし−Earth Tear Chlonicle−
◇
「−どうだ、様子は」
「上手いところに逃げ込んでくれた…。どうかすると早晩捕らえられるやもしれません。」
ようやく月の昇った頃、紫の宮殿。
大国ジラルダの王子兄弟は、暗闇で密談していた。
「…弟はどうやら、どこぞの村に潜んでいる様子。あぶり出すのは簡単ですよ。やつは血を見せてやればすぐに出て来る。」
気楽に構える弟に、珍しく兄も軽く応じた。
「ふん、正義漢だからな。−余計な命に気を取られ、やがて身を滅ぼすだろう…
目的がないのか知らんが、一般人を餌に罠を張ればどんな場所でもふらふらと立ち寄ってくれる。一度見つければ楽なもの…」
「−どうだ、様子は」
「上手いところに逃げ込んでくれた…。どうかすると早晩捕らえられるやもしれません。」
ようやく月の昇った頃、紫の宮殿。
大国ジラルダの王子兄弟は、暗闇で密談していた。
「…弟はどうやら、どこぞの村に潜んでいる様子。あぶり出すのは簡単ですよ。やつは血を見せてやればすぐに出て来る。」
気楽に構える弟に、珍しく兄も軽く応じた。
「ふん、正義漢だからな。−余計な命に気を取られ、やがて身を滅ぼすだろう…
目的がないのか知らんが、一般人を餌に罠を張ればどんな場所でもふらふらと立ち寄ってくれる。一度見つければ楽なもの…」