†蝶鬼鈴†


そうそう。いくら敵だからって女の子に……ってあれ?

部屋の雰囲気がガラリと……?


「だから今すぐ応急手当を…!」

「ちょ、ちょっと待て千華ちゃん!」


彼女の言葉を、永倉さんが遮った。


「い、今、女って……?」

「え?言いましたけど…。」


うん、なんだろうこの空気。明らかにおかしい。

あの土方さんでさえ、目見開いてるし。


「お…ぉ、女ぁ!?」

藤堂さんがそう叫んだ。


「ま、まさか…」


斎藤さんは一人で呟いてるし。

……あれ、まさか。


「わ、私………ぉ女、です。」

声が震える。
シーーン

気づいてなかたの…
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