不良に恋する歌姫。
『ん?あんな人になってみたいもんだ。』
「なれるんじゃないの。」
『棒読み止めようよ。』
「ははっ、ばれたぁ?」
イラっ。
なんだその馬鹿にした顔は。
あたしは未来のアイスコーヒーを飲んだ。
「ちょっと!!」
ペシっ。
未来があたしの頭を叩く。
『うぇ…。』
「コーヒー飲めないのに飲むんじゃないわよ。」
呆れたように言う。
だって…だって未来がぁぁぁ。
頭のなかでぶつぶつ言ってると、未来の携帯が鳴った。
携帯を開いて画面を見ると、顔をしかめた。
「ごめん曖羅。母さんが今すぐ帰ってこいって…。」
申し訳なさそうに言う未来。