平成魔法のランプ
「ほい」


魔神は、車の後ろにしゃがみ込み、右手を壊れた部分にかざした。

瞬時に、バンパーのすり傷が消えた。
次に、ランプに開いた穴に、人差し指を差し込んだ。
するりと魔神の全身が、ブレーキランプの中に収まり、内側から穴がピタリと閉じられた。


魔神はいなくなり、静寂が訪れた。


はじめから、何事もなかったかのように、車は元通りとなった。

ありがとう、ランプの魔神。
大助かりだよ。

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