太陽の竜と闇の青年
サクラがずっと私に話しかけてくれていると、また誰かが入ってきた。


「やっほぉ~。ルウ、元気?」


その声はフウだ。


フウはいつもの調子で話しかけてくれた。


なぜか分からないけど少しほっとした自分がいた。


「災難だねぇ。今日一日中は何にも出来ないんだって?ほんっと、ルウって昔からドジっ子だよねぇ。だから僕と全然似てないって言われるんだよ~。あっはっは」


フウは、まぁったく!と言って私のオデコをピンッと人差し指で叩いた。


いたっ!!


思わず顔をしかめると、眉がよせられた。


「あっ」


フウが驚いた声をだした。


「起きてるじゃーん。ははは。あ、でも動くのは顔だけかぁー。ほらほら、目を開けてみなよ」


私はフウに言われたとおり、目を開けようと試みた。


けど、結果は……。 


「うぅーん。やっぱりダメかぁ。ルウ、四神を蘇らせる時何したのさ」


何したのさって聞かれても……。


自分でも何したのか分からないんだもん。


聞きたいのはこっちだよ。
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